陰部ヘルペス
陰部ヘルペスは性交渉で感染する性感染症(性病)の1つです。
性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルスの感染によって、性器の皮膚や粘膜に痛みを伴う水疱や潰瘍をおこす病気です。
初発と再発があり初発では発熱などの全身症状を伴う事が多いのが特徴です。
単純ヘルペス1型(HSV-1)と2型(HSV-2)があります。
皮膚や粘膜の病変が消失してもヘルペスウイルスは神経節に潜んでおり、なんらかの刺激や誘因で神経を伝わって再発することが多く、性器ヘルペスの6~7割は再発です。
陰部ヘルペスQ&A
- Q1:陰茎に水疱や潰瘍ができましたがヘルペスでしょうか?
- 性器に水疱や潰瘍が出来る病気はさまざまありますので医療機関でご相談下さい。
- Q2:陰部ヘルペスの潜伏期間は?
- 性的接触の後、2~10日で突然発症することが多いです。
- Q3:陰部ヘルペスの診察の流れは?
- 問診と視診が主体です。
- Q4:ヘルペスの治療は?
- HSVの増殖を抑制する抗ヘルペスウイルス薬があります。
重症例以外は内服薬で治療する場合が多く、症状が改善するまでの期間が短縮します。
現在の抗ヘルペスウイルス薬では潜伏感染しているヘルペスウイルスを排除できないので再発を無くすことは出来ません。頻回に再発する場合は抗ヘルペス薬による抑制療法があり日本でも保険適応となりました。